合同会社TOKZUMは「徳を積む」という言葉を冠しています。 徳を積む、すなわち「世の為人の為に仁慈を尽くすこと」を企業理念に掲げています。 クライアント様の幸せ、そしてそのクライアント様の事業を通じて、世の中をより良くしていくことにコミットしていきます。

会社概要

会社名 合同会社TOKZUM
(漢字表記:徳積、カナ表記:トクヅム、英語表記:TOKZUM LLC.)
設立日 2017年(平成29年)4月19日
資本金 100万円
所在地 東京本社
〒141-0031 東京都品川区西五反田1丁目26番2号五反田サンハイツ911
代表者 代表執行役社長 德山 隆俊
(Tokuyama, Takatoshi)
取引先銀行 住信SBIネット銀行 法人第一支店
りそな銀行 ひばりヶ丘支店
事業内容
  1. 都市開発プロデュースサービス
  2. シェア型経営顧問サービス

代表者プロフィール

德山 隆俊 / Takatoshi Tokuyama

 トーマツ コンサルティング株式会社(現デロイト トーマツ コンサルティング合同会社)に入社後、不動産業界や通信業界、製造業界など様々な業界に対してコンサルティングサービスを提供した経験を活かし、”都市”を基軸テーマに据えた都市イノベーショングループを立上げ、20名規模まで拡大。 2017年4月に合同会社TOKZUMを設立。

ーまずは会社設立前のことを教えてください。ー

 前職はデロイトトーマツコンサルティングというコンサルティングファームでコンサルタントをしていたので、新卒からかれこれ15年コンサルタントを続けています。 入社当初は業務改善や戦略策定、M&Aなど会社経営全般に関するコンサルティングを様々な業界に対して提供していたのだけど、マネージャー(管理職)になった時ぐらいから自分オリジナルのサービスを立ち上げたいと思って、都市イノベーショングループというこれまでにないサービスを提供するチームを立上げて数十人規模にまでなりました。

ー十年以上勤めて、なぜ独立したのでしょうか?ー

 退社直前にはシニアマネジャーという役職を担っていたのですが、まちづくりやイノベーション領域で活動していたので、外部との交流が増えていたのですね。オープンイノベーションと言われるように、様々な知見や感覚を持っている外部パートナーとコラボレーションすることは重要だし、何より私自身が楽しかったんですよね。 でも大手コンサルティングファームのシニアマネジャーとしては会社の成長を最優先で考えないといけないし、社内リソースを最大限活用しないといけない。 だから面白い外部パートナーの方々と一緒に、まちづくりやイノベーション領域のコンサルティングサービスを愚直に提供できる環境を作りたいなと思ったことがきっかけです。

ーTOKZUM(トクヅム)という社名の由来などを教えてください。ー

 独立するまでの社会人人生は他人を蹴落としながら勝ち抜くことや、みんながやっているからとグレーでも挑んでいく部分も少なからずあったと思います。起業するというのは大きな転機でもあるので、これまでの人生を徹底的に内省し、これまでのやり方で反省することも多くありました。 「自分はこれからどのように生きていきたいか?」と考えた時、「自分に恥じない生き方を、世の中に良いことをして生きて行こう」と思いました。
 デザイナーの友人である太刀川英輔さん(NOSIGNER代表)と一緒に社名やロゴを作っていく中で、“徳を積む”という言葉っていいね!という事になって、その想いを少しおしゃれに表現したのがTOKZUM(トクヅム)です。 名刺交換をすると「徳山イズムですか?」と言われますが、それは違う(笑)徳を積むという意味なのです。

ー独立してどのくらい経ちますか?また社員は何名くらい居るのでしょうか?ー

 会社設立してから3年弱になります。 社員はバックオフィスをお願いしている方と2名でやっています。 基本的には外部パートナーと連携できる体制を整えていて、常時4~5名ぐらいに関わってもらっている感じですね。 最近では東京近郊以外に北海道や沖縄などの地方でもサービス提供しているので、パートナーシップは様々な地域に拡がっています。

ー現在、携わっているお仕事の主な実績などを教えてください。ー

 私が得意としているのは“まちづくり”と“イノベーション”の領域なので、その両領域を中心としたコンサルティングサービスを大手コンサルティングファームと同じ品質で、半分以下の価格で提供しています。 具体的な実績内容はホームページの「サービス紹介」に纏めていますが、東京都心部を中心とした様々な都市開発をプロデュースしたり、大企業・スタートアップの事業開発に伴走したりしています。 まちづくりや事業開発は単独でもできなくはないですが、オープンに取り組んでいくメリットが大きいと思うんですよね。一方、複数のプレイヤーが関わると利害が一致しない場合も多いので、そこで弊社がプロジェクトマネジメントに参画させて頂くケースは様々なクライアントに喜んでもらえていると自負しています。

ー仕事として組む際や契約する際に大事にしている事は何ですか?ー

 会社を設立した際に「徳を積む」ことを大事にしていこうと考え、それは今でも変わっていません。 コンサルティングサービスなので直接社会を良くする取組を行ってはいませんが、クライアント様が取り組む社会的な事業・プロジェクトをサポートすることで、世の中や関わるメンバーに幸せをもたらしていきたいと思っています。 もちろん私自身がワクワクしていないと本気で邁進できない。そのため、共感できるクライアントの方々に対し、心から面白いと思える形でご支援をし続けたいです。

ー今、現在やっているお仕事の中で、関わる中で、お客様がどう変わりましたか?ー

 “アドバイザリーサービス”はクライアントの変革を目的としていますが、中核サービスである“都市開発プロデュース”や“新事業インキュベーション”では新しいものを生み出すことを目的としているので、クライアントが成し遂げたいことを仲間として一緒にやっていくという感覚が強いですね。

ーこれからどういう風に展開していきますか?これからやっていきたい仕事や関わりなどを教えてください。ー

 私は定期的に「よりポジティブな社会にするためにどんなことが求められているのか?」という問いを自身に投げかけています。 より良い未来を創造するためのテーマを自分なりに掲げ、「どのように社会課題を解決したらいいのだろう?」や「どのように人々の笑顔を生み出せば良いのだろう?」など様々な視点から考えます。そのような弊社なりの重点テーマをクライアントや外部パートナーと積極的に議論する中で、色々とインスパイアされることは多いし、その議論がきっかけとなってプロジェクト化することも多いのです。 自分なりにしっかり思考して、それをクライアントや外部パートナーと腹を割ってコミュニケーションを取るスタイル。これは今後も大事にしたいと思っています。
 更に立ち上がる事業・プロジェクトに、よりコミットするスキームも作っていきたい。今まではコンサルティングサービスという前提でサービス提供していたが、成功報酬型やプロフィットシェア型も一定程度は行っていきたいですね。 弊社のこれからの展開は結局、巡り合わせだと思っています。 創りたい未来や取り組むべきテーマなどを徹底的に議論し、共感できるクライアントやパートナーと一緒に尽力する。その繰り返しですね。

ーこれからのビジョンは?ー

 最近重要視しているのは「人間らしい社会を作りたい」ということです。 独立してからは心の底から幸せだと思えることをチョイスし続けられていて、こういうライフスタイルを送れると健全だなと思うんですね。結果的に仕事の生産性も圧倒的に上がっている気がします。 特殊な事例だと言われることも多いのですが、過度な不安感やドライなコミュニケーションなどは人間らしさをかすめ取っている感じがします。 沖縄や北海道の仲間たちと話していると、欺瞞とか批判とかマイナスな感情が少なくて、とても居心地が良いんですよね。お互いに信じる所から始めている感じでしょうか。 人間らしい温かさを感じる感覚、そんなじんわりと内から来る温かさを感じられるサービスを提供し続けたいのです。 「徳を積む」というのはそのビジョンに向けた弊社の基本ポリシーそのものですね。

2019年11月15日 ノボテル沖縄那覇にてインタビュー