本日は多くの日本が年度末かと思いますので、これから考えるべき企業戦略について纏めたいと思います。
新型コロナが世界中に蔓延しつつある中、飲食店や観光業などB2Cビジネスの方々は甚大な影響を受けていると思います。B2B企業でも今週ぐらいから対面での打合せが禁止になるなど影響のない企業は皆無かと思いますので、全ての企業にとって2020年4月期からの経営戦略をアップデートしていかなければなりません。
それでは合同会社TOKZUMはどうするのか?
弊社は「都市開発や新事業開発など新しいコト・モノを開発する際の伴走役」として存在させて頂いておりますので、その観点から現状の社会的課題やその解決策、今求められていることなどを考えていたのですが、そんな状況を客観視したときにふと思ったんですよね。
物凄く短絡的な思考になってしまっているぞ、と。
もちろん今目の前に困っている人・企業が多くいるからその人たちを助けたいと思ってしまうし、そこにニーズがあるのであればサービスとして求められるんじゃないかと思う。
だけど弊社の場合は、今こそミッションに掲げている通り「社会をポジティブな方向にアップデート」するために未来思考で思考・アクションするべきなんですよね。
情けないことに「サービス提供すること」、すなわち「仕事をすること」が目的になってしまい、弊社の存在価値であるビジョン・ミッションを忘れていた気がします。
資源配分の黄金比率という調査結果がありまして、イノベーション活動の約70%を「中核的イニシアティブ」に、20%を「隣接イニシアティブ」に、10%を「転換的イニシアティブ」に割り振るとパフォーマンスを最大化できると言われています。
弊社では「今誰からも求められていないけど、社会を良くするためにやらなければならないこと」に10%のリソースを振り向けることをパートナーにも宣言し、短絡的思考に陥らない様にかじ取りすることを経営戦略の柱に据えることにします。
このコラムを見て頂いている企業の皆様も、収益減少への対策や最低限やらないといけないことなどに多くの時間やリソースが割かれると思います。
そういう時だからこそ「自分の会社の存在価値ってなんだったのか?」や「ビジョンを実現するために”転換”しないといけないことってなんなのか?」などにも少しだけ時間やリソースを割いていただき、共にこの困難を乗り越えていきたいですね。